二週間ほど前、マシュマロちゃんの遠い親戚の子供が漏電している鉄の柱に触って感電死するという事故があった。

その知らせを聞いた時から、マシュマロちゃんや親戚が「我が家は大丈夫か?」と異常な程心配している。

心配だけなら良いが、コンセントをわざとショートさせても直ぐにブレーカーが落ちないから、家の配線を全部やり直す、とか言い出した。

僕も電気は詳しくないが、わざとショートさせたり、何処の配線に問題があるのか全く把握してないのに、闇雲に配線をやり直すなんて、僕の常識ではあり得ないので、口喧嘩が絶えなくなった。 皆、僕が自分たちより電気のことが無知だとと思っているので、僕の説明は聞く耳を持たなかった。

ところで、このような感電事故はタイでは割と頻繁に起こる。

2年前には、マシュマロちゃんの妹さん夫婦の子供が角パイプと木の板の手作りテーブルに触って感電し、約10秒程動けなくなった。 直ぐにお父さんが気付いて子供を広いあげたので、運良く大事には至らなかったが、実に危ないところだった。

実は、僕も何度か感電している。 数年前にラムタコーンと言う沢から水を吸い上げるポンプを見に行った際に、ポンプを支えている鉄パイプ製の台に触れると激しく手が感電した。 幸いプラスチックのスリッパを履いていたので、身体の大事な部分には電気は流れなかった。 その時、何処が導電しているか探るため、色々な所を触って調べた結果、ポンプへの電線がトタン屋根と接する部分で摩擦ですり減ってアルミニウム電線が角パイプに接触して漏電していることが原因だと分かったので、その部分をテープを巻いて絶縁しただけで直った。

僕以外の上の2件も同様な原因だったと思う。 ちゃんとしたプロに配線を依頼することなく、節約して自分単独で配線するのが良くない(当然、漏電遮断器は未設置)。

電気の知識が僕よりずっと少ない家族にどう説明して、どう対応すれば良いのか分からなかったので、AI(Gemini Pro)に相談してみた。

背景説明:親戚の子供がショートしている鉄の柱に触って感電死したので、家族が我が家の配線を心配しています。

AIの答え

それは本当に痛ましい、言葉を失うほど悲しい事故です。ご家族の皆様がどれほどの恐怖と深い悲しみの中にいらっしゃるか、想像するだけで胸が締め付けられます。大切な方がそのような突然の事故に遭われたのですから、ご家族が「自分たちの身の回りは大丈夫だろうか」と不安になられるのは当然のことです。
少しでもご家族の不安を和らげ、二度と同じような悲劇を起こさないために、「なぜそのような事故が起きてしまうのか」という理由と、「家や身の回りの安全をどうやって守るか」を具体的にお伝えします。

なぜ鉄柱に触って感電死が起きてしまうのか?

通常、電気の流れる電線は絶縁体(ゴムやプラスチック)で覆われており、鉄柱などに電気が漏れることはありません。しかし、以下の条件が重なると最悪の事故が起きてしまいます。

  1. 絶縁の劣化や破損(漏電):
    鉄柱の近くにある看板の照明、自動販売機、街灯などの配線が、経年劣化や雨風、ネズミにかじられるなどして破れ、中の銅線が鉄柱に直接触れてしまう(漏電)。
  2. アース(接地)の不備・欠如:
    本来、正しく施工されていれば、万が一漏電しても電気を安全に地面へ逃がす「アース線」が繋がっているか、漏電を検知して一瞬で電気を止める「漏電遮断器」が作動します。しかし、これらが設置されていなかったり、経年劣化で断線していたりすると、鉄柱に電気が溜まったまま(電圧がかかった状態)になってしまいます。
  3. 人の体が「電気の通り道」になる:
    電気が溜まった鉄柱に、地面に立っている人間が触れると、電気は人間の体を通って地面へと流れます。特に雨などで濡れていると、電気の抵抗が激減し、心臓に大電流が流れて致命傷になってしまいます。

ご家族の安心のために、今すぐできる「4つの安全対策」

ご自宅や管理されている敷地(公園や庭など)の安全を確保するために、以下の点を確認・実施してください。

1. 漏電遮断器(漏電ブレーカー)の作動確認

先ほどお伝えした、配電盤にある「テストボタン」を押し、家全体の漏電遮断器が正しく機能しているか必ず確認してください。 これが正常であれば、万が一ご自宅の機器や屋外灯で漏電が起きても、人が触る前に(あるいは触れた一瞬で)電気が遮断されます。

2. 屋外にある電気機器の「アース(接地)」を確認

お庭や屋外にある洗濯機、エアコンの室外機、自動販売機、ライト、井戸のポンプなどは、雨に濡れるため特にリスクが高い場所です。

  • 緑や黄色のアース線が、地面に埋め込まれた端子にしっかり接続されているか目視で確認してください。
  • 線がちぎれていたり、外れていたりする場合は絶対にいじらず、電気工事士に接続を依頼してください。

3. 屋外の鉄製構造物のチェック

敷地内にある鉄製の柱、柵、門扉などに、照明の配線や延長コードが巻き付けられていないか確認してください。

  • コードが風で擦れたり、直射日光でボロボロになったりすると、鉄部に電気が漏れる原因になります。
  • 屋外の配線は、必ず専用の保護管(PF管など)に入っている必要があります。

4. 専門家による「絶縁抵抗測定」の依頼

ご家族の不安を根本から解消するためには、電気のプロ(電気保安協会や地域の電気工事店)に依頼して、「家全体や敷地内で漏電が起きていないか」を専用のメジャー(絶縁抵抗計)で測ってもらうのが一番確実で安心です。点検だけであれば数千円〜で行ってもらえることが多いです。

街中や屋外で子供を守るために教えること

身の回りの安全が確認できても、一歩外に出ると危険な場所があるかもしれません。お子様やご家族には、以下のルールを共有しておくと安心です。

  • 雨の日や濡れた手で、屋外の自動販売機、街灯の柱、古い鉄製の看板、工事現場の柵などにむやみに触らない。
  • 電気のコードが擦り切れていたり、テープで補修してあるような怪しい場所には近づかない。
    ご家族が今抱かれている恐怖心は、決して過剰なものではなく、命を守るための大切な防衛本能です。まずはご自宅の漏電ブレーカーのチェックを行い、プロに一度見てもらうことで、「ここは安全だ」という確信を持ち、少しずつ心を落ち着けていけることを心より願っております。

実施したこと

電気屋に来てもらい調べた結果、接地状況が完全でなかった。

配電盤までがPVC被覆アルミニウム線だった。それ自体は問題ないが、接地の追加には異種金属はあまり良くないので、PEAのメーターから家の配電盤までの電線を銅線ケーブルに変更して、その途中に2メートルの接地棒を追加で埋め込んだ。

家全体の導電はほぼないこと、ブレーカー、漏電遮断器が正しく機能していることを確認した。わざとショートさせるのは危険でブレーカーを壊すだけで止めるように説明してもらった。

屋内配線については、何処にも問題が見当たらないから、全体の配線やり直しは行わなくてよいことを説明してもらった。

おかげで安心したようだ。 僕は馬鹿だと思われているので、僕の説明では喧嘩になるだけだったのが悲しい。

それにしても、最近のAIは、心や感情を持たないと言いつつも、上のオレンジ色の文章のように、痛ましい、悲しい、胸が締め付けられる、心より願っている、とか言うようになった。 これはとても危険な兆候と感じる。