ニワトリを飼う上で、法的にも十分留意しなければならない病気がいくつかある。

今日は、それらの病気のうちニューカッスル病(ND)および伝染性気管支炎(IB)の混合生ワクチン(วัคซีนรวมนิวคาสเซิลและหลอดลมอักเสบติดต่อในไก่)を飲水投与した。

安いタイ農務省産もあるが、僕が買ったのはイタリア産みたいだった。

こういう眼窩滴下用の混合ワクチンで、いつも犬やアヒル、ニワトリの餌を買っている近所の動物資材屋で買ってきた。70バーツだった。 生ワクチンなので、低温保存しなければならないため、冷蔵パックと氷を持って行ったのだが、ちゃんと氷入りビニール袋に入れてくれた。

一羽ずつ捕まえて点眼するのは大変なので、飲料水に混ぜて飲ませる方法で投与した。

凍結乾燥生ワクチンは100羽分のワクチンらしいが、僕は35羽ほどしかいないので、多めの投与となる。付属の青い溶液に溶かし、それを約15リットルの雨水に溶かして飲ませた。

ちゃんと飲ますために、午後の熱い時間に二時間半くらい飲料水を与えずに、喉を乾かさせてから、ワクチン入りの水を飲ませた。

雛を購入した際に、このワクチンを投与済みだったかどうかは定かじゃないが、定期的な投与が良いとされているし、価格も安いので念のため投与してみた。 ここまで苦労して揃えたニワトリが全滅するのを見るのは嫌だしね。

その病気については、下にまとめたので、関心のある方は見てみてください。 タイの法律良く知らないが、日本ではNDが発生したら全羽殺処分しなければならない。

ニューカッスル病(ND):群の「全滅」を招く致死性

NDは、養鶏において最も恐れられている病気の一つです。

  • 病気の怖さ: 強毒型のウイルスが侵入した場合、致死率はほぼ100%に達します。初期には呼吸器症状(咳や喘鳴)や緑色の下痢が見られ、進行すると首がねじれる、脚が麻痺するといった特有の「神経症状」が現れます。感染スピードが極めて速く、数日のうちに鶏群全体が全滅することも珍しくありません。
  • 法律上の留意点: 日本の「家畜伝染病予防法」において、最も警戒レベルの高い「法定伝染病」に指定されています。国際獣疫事務局(WOAH)のリスト疾病でもあり、東南アジアを含む海外でも極めて厳格な対応がとられます。
    • 厳格な措置: 発生または疑いが出た時点で、治療という選択肢はありません。直ちに全羽殺処分となり、農場周辺の広範囲に移動制限・搬出制限が敷かれます。地域の養鶏産業全体をストップさせるほどの法的拘束力を持ちます。

伝染性気管支炎(IB):深刻な「経済的ダメージ」と変異の多さ

IBは、コロナウイルスを原因とする感染症です。NDのような猛烈な致死性はありませんが、養鶏経営の根本を揺るがす別の怖さがあります。

  • 病気の怖さ: 最大の脅威は「産卵への深刻なダメージ」です。感染すると産卵率が急激に低下し、殻が薄い、あるいは表面がシワシワの「奇形卵」が多発し、商品価値が失われます。また、雛が感染した場合は腎臓が破壊される「腎炎型」となることがあり、この場合は高い致死率を示します。ウイルスが変異しやすく、ひとつのワクチンで全ての型を防ぎきれない厄介さがあります。
  • 法律上の留意点: 日本の法律では、法定伝染病の次に重要な「届出伝染病」に指定されています。
    • 対応措置: 法的な全羽強制殺処分の対象ではありませんが、発見次第、速やかに家畜保健衛生所などの行政機関への届出義務があります。行政の指導のもと、徹底した消毒や隔離、ウイルスの蔓延を防ぐための出荷制限などが行われます。