10年前、ワンナムキアオでいちご狩り園を開拓し、マシュマロちゃんや妹さん夫婦にいちご栽培の技術を教えてくれたマシュマロちゃんの実の兄貴がいて、僕らは彼を大御所兄貴と呼んでいる。

しかし、その後彼は何をやっても失敗続きで、10年後の今や借金地獄に落ちてしまった。

そこから脱却する為に、彼は場所を変え、作物を変え、心機一転を目指してが、どれも失敗続き。

例えば、このブログでも書いたが、

・ワンナムキアオでのトマトの栽培、

・ワンナムキアオの別の場所での白菜の栽培、

・ワンナムキアオの更に別の場所での辛いシシトウの栽培、

・ブリラムでのいちご狩り園の開拓

など。

お金が足りずに、僕とマシュマロちゃんから借りた65万バーツのお金は1バーツも返せてない。

僕ら以外の所からもお金を借りてるようで、もう自己破産直前である(農民に破産制度はないが)。

運が悪いと言えばその通りだが、ころころ場所や作物を変えるのがいけないと思う。

誰でも1年目はド素人で、土地の性質も分かってない。2~3年やって、やっと安定するというのが普通だろう。

その証拠に、ブリラムでのいちご狩り園の失敗は、井戸水が原因だった。

僕も知らなかったので、偉そうなことは言えないが、ブリラムで農業を営む人にとっては寧ろ常識とも言えることは、井戸水の塩分濃度が高過ぎること。

彼のいちごは食塩の塩害で収穫前に全部枯れてしまった。

ブリラムで塩害が多くて農業が上手くいかないことは、タイに来たばかりの日本人ですら知っていた程の常識らしい。

それも知らずに、いちご園なんか始めるから、失敗も当然と言えるかも知れない。

僕らも、カオヤイの井戸水のカルシウム濃度が高くて悩まされているが、それは昔の珊瑚礁のせい。

では、何故ブリラムの井戸水が食塩濃度が高いのか?

詳しく知らなかったので、Google Gemini 2.0 Flashに聞いてみたら、予想通りの答えが返ってきた。

簡単に言うと、かつての塩湖が干上がって出来た岩塩層が地下にあるから。

その岩塩の量は凄く、リチウム等も沢山ありそうだ。

Geminiの答えがとても面白かったので、敢えて全文を抜粋する。

興味ある方は参照あれ。

Geminiへの質問

タイのブリラム地方の地下には岩塩層があって、そのために井戸水が塩分を含み、農業に使えないと言う話をもっと詳しく知りたい。

Geminiの答え

タイのブリラム県を含む東北地方(イサーン地方)の地下に広がる岩塩層が、井戸水の塩分濃度を高め、農業に深刻な影響を与えている問題について、詳しくご説明します。

1. 岩塩層の存在と起源

 * マハーサラカム層: タイ東北地方の地下には、「マハーサラカム層」と呼ばれる広大な地層があり、その中に巨大な岩塩層が分布しています。これは、中生代に存在した巨大な塩湖が干上がって形成されたものと考えられています。

 * 規模: この岩塩層は、タイ東北地方の約3分の1、およそ5万平方キロメートルにわたって広がっており、東南アジア最大の規模を誇ります。岩塩層の厚さは約100m~150m、深度は地下約150m~300mとされています。

 * 天然資源としての側面: この岩塩は、高純度の塩化ナトリウムを含んでおり、工業原料としても重要視されています。製塩業も古くから営まれており、地域の経済活動の一部となっています。

2. 塩害発生のメカニズム

 * 地下水による岩塩の溶解: 地下水が岩塩層に接触すると、岩塩(塩化ナトリウム)が溶け出し、地下水の塩分濃度が高まります。

 * 地下水位の上昇: もともとタイ東北地方は、森林が豊かで雨水の浸透が抑えられ、地下水位は比較的深い位置にありました。しかし、1950年代以降の森林伐採や開発に伴い、降水量と蒸発散のバランスが崩れ、塩分を含む地下水の水位が上昇するようになりました。

 * 毛管現象による地表への塩分上昇: 地下水位が地表近くまで上昇すると、毛管現象によって塩分を含む地下水が地表に引き上げられます。

 * 塩類の集積: 地表に到達した塩分水は、水分が蒸発することで塩分のみが地表に残され、土壌中に塩類が集積していきます。これが「塩害土壌」と呼ばれる状態です。特に乾季には、地表に白い塩の結晶が析出する光景が見られます。

 * 断層の影響: 地下には断層が存在し、これが塩分を含む地下水が地表近くまで上昇する通路として機能していることも分かっています。

3. 農業への影響

 * 農作物の生育阻害: 塩分濃度の高い土壌は、農作物の根からの水分吸収を阻害し、生育不良や枯死を引き起こします。これにより、収穫量の減少や品質の低下に繋がります。タイ東北地方の約20%の土地が塩類集積土壌に覆われ、そのうち1割は農作物が栽培できない「塩害地」と化していると報告されています。

 * 井戸水の利用制限: 井戸水も高濃度の塩分を含むため、飲用だけでなく、農業用水としても利用が困難になります。特に、塩分に敏感な水稲などの栽培には不向きです。

 * 貧困の一因: 農業が主要産業であるタイ東北地方において、塩害による農地の荒廃は、農家の収入減に直結し、地域の貧困の一因となっています。

4. 解決策と取り組み

塩害問題は複雑であり、抜本的な解決には時間がかかりますが、以下のような対策が検討・実施されています。

 * 土壌改良:

   * 除塩(リーチング): 大量の淡水を用いて土壌中の塩分を洗い流し、排水する方法です。ただし、大量の淡水が必要であり、排水経路の確保も課題となります。

   * 石灰質資材の散布: アルカリ性の石灰を土壌に混ぜることで、土に付着した塩分を剥がしやすくし、その後の水での洗い流しを促進します。

   * 排水システムの整備: 地下水位の上昇を抑制し、塩分を含んだ地下水を効率的に排水するための暗渠(あんきょ)などの整備。

 * 塩害耐性作物の導入:

   * 塩分に強い品種の米(塩害耐性イネ)や、他の塩害耐性作物(サトウキビなど)の導入が試みられています。

   * 塩生植物(ハロファイト)と呼ばれる、塩分濃度の高い環境でも生育できる植物の活用も研究されています。

 * 水資源管理の改善:

   * 森林再生**: 森林の破壊が地下水位の上昇に影響を与えているため、植林などによる森林の回復が重要です。これにより、雨水の浸透が抑制され、地下水位の上昇を抑える効果が期待されます。

   * 効率的な灌漑技術**: 滴下灌漑など、少ない水で効率的に作物を育てる技術の導入。

 * 新しい技術の導入:

   * バイオセメント: 微生物を利用して開発されたバイオセメントは、塩害に強く、雨水を保持しつつ塩分が土壌に侵入するのを防ぐ効果が期待されており、灌漑水路などの建設に応用が検討されています。

   * 水耕栽培や垂直農法: 土壌を使わないため、塩害の影響を受けにくい栽培方法も選択肢となりえます。

ブリラム県を含むタイ東北地方の塩害問題は、自然的な要因に加え、人間の活動が複合的に影響し合って発生している深刻な環境問題です。持続可能な農業を実現するためには、多角的なアプローチと長期的な取り組みが必要です。