昨日、久しぶりに娘のようなトムが来た。
10日にチェンライから帰ってきて、今日いとこのニンともう一人トム・ボーイのターを連れて、僕の新しい住処を偵察に来た。トムの3人のいとこは、名前がトムのトムと、トム(レスビアン)のニンと、トム・ボーイのターと言うことで、三人共トムであることが面白い。
そのトムが数日前に下の写真を送ってきた。

何やら壊れている。嫌な予感。

テレビが棚から落ちたのかと思ったら、このテレビが突然爆発して、その衝撃で扇風機と電子レンジが吹き飛んで壊れたらしい。家電としては大事故だ。
「テレビがないと、寂しすぎる。静か過ぎて気が変になりそう。」
と盛んに主張してくる。
「ねえ、お父ちゃん、テレビ買ってぇ!」
お父ちゃんとは言わなかったが、まあそんな感じ。
「なんで僕があんたのTVを買ってあげなきゃいけないんだ?」
「だって私は、買うお金ないんだもん。」うーん、なるほど。説得力があるようなないような。
「僕は今までトムの世話をいっぱいしてきたよね。でも、トムは何もしてくれてないよね。」
「うん」 おっ?以外にも素直に同意した。分かっているのかなあ?こいつ。
「だから、もうさよならしようと思っているんだ。それなのに、なんでまたTV買ってあげるわけ?」
トムは地団駄を踏んで、
「そんなこと言わないで、お願い、買って買って。買ってくれたら、私は変わるわ。」と、うるさい。「先に変われ!」と言いたい。
ニンが、
「お姉ちゃんは、もっと遠慮深くならなきゃだめよ。」
と援護射撃をしてくれたが、本当はTVが欲しくてたまらない。
トムの壊れたTVは、16年間も使ったという。つまり9歳の時から使っていたことになる。彼女の部屋で僕もそのTVを見たことがあるが、ノイズだらけで映りは悪かった。
セントラル・プラザでお昼ごはんを食べた後に、電気屋に見に行かされたのだが、彼女が思っていたよりも大型液晶TVが安かったので、トムはますます興奮してしまった。
売り場では、タイ製の安い液晶TVの32インチが6,990Bで売り出されていた。それなら買ってやろうかなあと思い始めていた頃、普段の価格が15,600Bの東芝レグザの40インチが12,550Bだったので、トムはどうしてもそれが欲しくなってしまった。
「TV欲しい、買って、いいでしょ。これは今買うと絶対お得。」
と言いながらと指先で僕の乳首を攻めてくる。
「そんなところを触っても、僕は感じないんだってば。くすぐったいから止めろ!」
何時買っても、お得なんてことは、トムに関しては絶対あり得ない。
そうこうしているうちに、東芝レグザの40インチで、USBでビデオが見える(つまりコピーのブルーレイ映像も見える)新製品が、普段は17,550Bのところ、プロモーションで13,550Bで売ってもらえることが分かり、トムは
「あら、それならこっちのほうがいいわ。1000B高くなるだけで、こっちのほうが価値がある。あなた分かる?価値があるわよ。」
多分コスト・パフォーマンスのことを言っているのだろうが、トムのタイ語はよく分からない。
少し恥ずかしかったが、売り場でトムと交渉して、得られた結果は
- 4月にはここに来て3Fで一緒に住む。その時TVを持ってくるから、損はしない(寝室にはTVは買ってない)。
- 僕の会社で経理と運転手の仕事をやる。
- 毎日、掃除や洗濯をする。

