僕が子供の頃に兄によく連れて行ってもらった釣り場に、高校生のときに訪ねてみた。
すべてのスケールが小さくなっていた。堤防も海も記憶ではもっと大きかったのに、自分が小さかったから大きく感じたんだろう。
陽も暮れたその海に手を入れてみると、手の形が青く光った。夜光虫がいっぱい居たのだ。手を水中で動かすと、周りの水まで青く光る。幻想的で、時間を忘れて遊んだものだ。
夜見る夜光虫の海は綺麗だが、夜光虫が大発生した海を昼に見るといわゆる赤潮であることが多く、汚染が進んでいる証拠だ。
夜光虫は浮いている枯れた水草にたくさんついていて、捨てられていた空き瓶に水草毎入れて持ち帰ると、4−5日間ほど生きていて、揺すると青く光った。

映画「南太平洋」のワンシーンだったと記憶しているが、裸の少女が夜の海を泳ぐと、少女の身体が夜光虫で青く輝く幻想的なシーンがあった。 夜の海で泳ぐのはとても危険だし、夜光虫の光は弱いので、よく撮影できたものだと感心した。
その南太平洋のロケは、タイのサムイ島で行われた。
先月行ったラーン島では夜光虫は居なかった。今月行ったサメット島は夜の浜に出なかったので分からないが、水の濁り具合から、ひょっとして居たかもしれない。
フェイスブックの友達が夜光虫に輝く海の写真を掲示していた。出典は分からないが、こんな海を見てみたいと思った。


