30年くらい前の話。

その時僕はグッピーの飼育に凝っていた。

と言っても、幅60センチにも満たない水槽で数十匹を飼っていただけだけど。

その時の未来の夢は、2メートル級の水槽に水道水じゃなくて、天然の井戸水を循環させて、数百匹以上の珍しい色彩のグッピーを繁殖させて売りたいと思っていた。

変わった色彩のグッピーの違いは、登場でも5000円以上した。(特に珍しくて美しい色のペアは、1万円以上したと思う。)

その夢が、今達成できている。

2X4メートル、径8トン以上の生け簀に数千匹の美しいグッピーが泳いでいる。

もう一つの生け簀は、5x5メートルの円形で、鯉と一緒に飼っている。時々、鯉が餌と間違えてグッピーを食うが、普段は食わない。

初め、色の良い親をネットで買ったので、とても綺麗な変わった色のグッピーが多い。

増え過ぎて、魚釣りの餌にしたり、自然の白いサギの様な鳥に食わせてやっているが、それでもウジャウジャ増えてくる。

そいつらに餌をやるのが、オイラの毎日の楽しみ。

犬と魚とウサギに餌をやるのが僕の仕事(それだけという訳じゃ無いよ)。彼らは素直に喜んで、餌をあげる僕を好いてくれるので、人間の女より可愛い。

もしグッピーを色分けして小さな水槽に入れて売ったら、良い値段で売れると思う。けれども、色混じりの選別を夜市で売ったなら、せいぜい1匹2バーツくらいかも知れない。

ただ、未だ一度も売ってない。

何故なら、夢は売ってお金を儲けることじゃなくて、沢山元気で綺麗なグッピーを育てて、それを見て満足することが本質なので。

今日、近所に新しく出来た手長海老の店で、晩のおかずに生きた海老を1kg買ってきたが、思いつきで4匹だけその池に放流した。

池の底の泥を食べて育ってくれると良いなあ。