プーは毎朝、「これを食べなさい」と言って、僕に朝食を届けてくれる。
僕の顔を見て、植木に水をやって、ゴミ箱を掃除して、帰っていく。まるで、メーバーンだ。多分、昼過ぎにはまた覗きに来るだろう。
トムがここに引っ越しを手伝いに来た時に、トムにベットメーキングをしてもらったが、掛け布団のシーツが見つからなくてそのままになっていた。プーはそれを見て、どこかから掛け布団のシーツを探してきて、綺麗にベットメーキングしてくれた。
「あんたの娘は、あんたを愛してないわよ。私には分かる。」
そう言われてしまった。
悲しいけど、それくらい僕にだって分かる。
「お父さんだから。元気でお金をくれればそれで不満はないんじゃない? 世の中の娘は、大抵そうだ。」
そう強がってみても、どうせお金をあげるなら、この場所を自分の居場所と思い、少しでも長く僕の側に居たいと思ってくれる女の方がいい。
