驚くべき事に、カオヤイに本格薩摩焼酎があった。

なんと、カオヤイ製造の18年物。

飲んでみたら、最上級の薩摩芋焼酎と同等以上の香り。アルコール度数は35度。今もそれを頂きながらブログを書いている。

それはともかく、僕が芋焼酎を得た経緯が、これまた普通じゃない。

今日、北海道フラワーパークに地元の警察署長が老人(役者注∶老人が人のことを老人と言うな)を連れてやって来た(役者注∶警察署長は毎日来るけど)。

近所に貸したい広い土地があるので見に来て欲しいとのこと。

その老人は76歳。けれど背筋は真っ直ぐ。歩き方もしっかり。しかも、タイ語と英語の他に、日本語も少し話せた。

何故なら、50年前、京都のとある大学で印刷技術を学んでいたらしい。

その彼が、3km程の距離のカオヤイに1人住んでいて、15ライ(24万平方メートル)の土地を僕らに貸したいと言う。

彼の自宅にて

それも1ライあたり、農業用地の平均的価格である2000バーツポッキリ。北海道フラワーパークより二桁安い。

しかも、10年契約で良いとか。

僕らは、その土地を見に行った。文句無しの土地だったけれど、今年はとても3箇所の土地は無理だし、どういう用途で使えるのか分からないので、「ゆっくり考えてみます」と答えるしかなかった。

その後、彼の自宅にお邪魔した際に、上記の芋焼酎を味見させて頂いたうえに、ボトル一本を頂いて来たという訳。

18年物だが、作った人は既に他界して、もう作っていないという超貴重品。

老人の方は赤ワインを作るのが趣味で、ワイン保管の為の立派な倉庫まであった。

彼の子供は4人いるが、それぞれ仕事を持っていて、誰もその土地を使って働きたくないとか。

彼は76歳なので、流石に農業は無理。

日本好きの彼は、日本人のアイデアで有効に土地を使って欲しいと言うことで、警察署長の勧めで僕のところに来たという。

その土地を借りるかどうかはさて置き、今後も付き合っていきたい楽しそうな人を見付けて、僕は嬉しい一日だった。