今、東京行きの新幹線の中。

今回の帰国で、母の施設入所を決めてきた。

腕の骨折で生活に支障が出ただけでなく、諸々の理由でもう独り暮らしは無理と判断した。

入所するのは、家から車で20分足らずの住宅型有料老人ホーム。

2年前に入所寸前で断った所は、介護型有料老人ホームで、少し内容が異なる。

簡単に言えば、生活支援付き老人用マンションで、老健や介護型有料老人ホームよりも自由度が高い。

保護者付き添いなら外出や一時帰宅も出来る。

Dayサービス施設と病院が同じビル内にあるので、出かける必要がない。

勿論、三食付き。

健康度によって3種類の食事が作られる。

飲み物は随時提供される。

ほぼ何も持って行く必要はないが、危険でないものは何でも持ち込める。

取り敢えず、この数日で

遮光カーテン、レース、衣装棚、洗濯物入れ、ゴミ箱、寝間着、収納棚付きテーブル、テープ等の工具

等を買い揃えておいた。

これに、今見ているテレビとテレビ台、今座っている椅子を持っていけば良い。

ベッドは施設のものを使用。

費用は、

入所初期費用 48万円

毎月の利用料(フルセット) 約28万円

利用料には家賃、光熱費、食費、健康管理費、清掃費、タオル・シーツ等の消耗品費等が含まれる。

結構高いが、3月迄に入所する場合、特別キャンペーンで、

入所初期費用 ゼロ円

利用料 26万円

にして貰える。

このキャンペーンは、年末に纏まった数の入所者が死亡等で居なくなった為、急いで埋め合わせをしたくての実施らしい。

通常、満室で空き待行列があるのが普通なのだが、たまたま今は即入所可能な状態だったようで、僕らは運が良かった。

因みに、2年前入所する予定だった所は、現在22人待ちで当分入れないそうだった。

毎月26万の出費となるが、亡くなった父が長く勤めたので、毎月20万余りの厚生年金(遺族年金)が母の口座に入ってくる。

独り暮らしだって光熱費や食品等で、月に数万円以上掛かっていたので、あと十年入所したとしても経済的には問題無い。

有り難い話だ。

さて、今夜の夜行便でタイに戻って、19日にマシュマロちゃんと七海ちゃんを連れて、また日本に来る。

そして、23日から25日まで母を連れて白馬栂池旅行、26日から28日迄伊豆の河津ザクラや下田を観光して、実家に戻る。

僕らは3月1日から3日迄日本を観光して4日の飛行機でタイに戻る。

その後は未定ながら、3月中旬に再び単身で日本に来て母の入所を行う。

または、母をタイのカオヤイに連れてくる。その為のパスポートは申請した。

母がタイに来たとしても、長くは住めないので3週間程度で日本に連れて帰り、その後入所させる。

何れにしても、今回は入所拒否は許さない。

今回、母と一週間過ごして思ったのは、母はもう

喜びも悲しみも、あまり表現しない。表現しないのか感情が湧いてこないのか分からないが、無表情が続く。

補聴器を着けないと電話やドアチャイムの音も聞こえない。補聴器を着けても、普通の声では会話出来ない。

一日中聞こえないテレビを見ている(半分以上、寝ている)。

旅行も温泉もタイにも、特に行きたいとは思わないようだ。折角最後の親孝行として、多額のお金と準備時間を費やしたのに、行きたくないはがっかり。

行けば良い思い出になるかも知れないので、連れて行くが。

母は今迄通り家で何もせずに居たい、と言う感じ。

冷蔵庫の中も洗面所もトイレも台所も、汚いのひと言。食べ物は全て賞味期限切れ。

アルツハイマーはそれほどれもないが、明らかに痴呆が進んでいて、独り暮らしを続けさせることは優しさでないと痛感した。