皆さん、よーくご存知のLINE。

電話番号等、よく知っている間だけで簡単にメッセージや画像を交換できるクローズドなソーシャルネットワーキング(SNS)サービス。韓国最大のIT企業NHNの日本法人が、膨大なリソースを投入して、Facebook等の既存のSNSの問題点やニーズとのギャップを非常に綿密に研究して設計した無料のインスタントメッセンジャーで、facebookのようなオープンなSNSになじめない日本人の心を捉えただけではなく、瞬く間に韓国やタイに広まった。ユーザー数はすでに1億人を超えている。
僕にとっても、MSNやGoogle+, Facetime, Skypeを超えて、最もよく使用するコミュニケーション・ツールとなっている。
僕を含めて、ほとんどのユーザーは、予め電話番号を知っているような特定の限られた人と極めてプライベートな会話(メールや無料電話)をするために使用しているのが現状であり、正しくLINEの目指した設計通りの使い方だと思う。
ところが、
そのLINEをタイ警察が警察内部での情報交換のため、タイ全土に導入することを発表した。
どう考えてみてもLINEの設計趣旨とは異なる使用法のような気がしたが、タイ警察のパンシリ副長官は
「LINEを活用したスマートフォンでの通信が実現することにより、各警察署などへの業務連絡や情報伝達を容易に行えるネットワークを確立できるだろう。」
と話したそうだ。警察の内部情報となるとセキュリティーは大丈夫だろうかとか、ちょいと心配になる。日本の警視庁なら絶対このような判断はしないだろうと思うのと同時に、柔軟な思考のタイ警察はエライのかもしれないとも思う。
ただ、LINEを運営するNAVER社のページを見ると、地方自治体などの公共サービス専用のアカウントとして、パブリックアカウントというのが用意されていて、初期費用、月額費用も無料、友達数上限もない、とされているので、このような使い方も想定内だったらしい。
おバカな警察官が「あー腹減った」とか「いい女だったぜ」みたいなLINE本来の正しい使い方をしたメッセージが毎分1000通も行き交う結果になるんじゃないだろうか?
