サムローンの置屋

かつてタイ全土に人の住むところなら、どこにでも置屋はあったらしい。今は、エイズ禍や取り調べのためバンコクにはめっきり少なくなって、バンコク市内の観光客が行くところにはほどんど置屋は見つからないが、あるところにはある。

BTSスカイトレイン スクムビット線の東の終着駅ベーリング。そこは正確にはバンコクではない。もうサムットプラカン県だ。ベーリング駅を降りて、スクムビット通りをさらに10分ほど南に歩いたところにあるSoi 78を曲がると、

そこが世界遺産サムローン置屋街(世界遺産ってのは嘘。とある雑誌にそう書かれていた。残すべきではないものが残っているという点で世界遺産に匹敵するかも)。

バンコク人でもめったに知らない。

歩くのは辛いという場合には、ベーリング駅近くに止まっているモトサイの兄さんに、「ソイ78 レディー」と言えば、「ほい、まかしとき」と40THB位で行ってくれるはず。

車があれば、車で行くのがベスト。

Screen 1206101800181

この青い通りが置屋街。10数件の置屋がある。夜は8時から朝5時まで営業。

 

Screen 1208072300371

グーグルストリートで見たSoi 78入り口の昼の様子。

 

Screen 1208072301271

グーグルストリートでちょっとだけ奥に入るとこんな感じ。普通の街だ。

 

Q2270081

ソイ78の標識。スクムビット通りをここで右折すると置屋街。

 

Q2270085

夜の様子。実写。どうってことない普通の街角。

 

Q2270091

怪しくピンクの光を放っていいるのが置屋。兄ちゃんが寄ってくる。外国人はダメと言う店もある。タイ人は車でここに来て扉を開いてもらって車の中から中の娘を選ぶパターンが多い。お店の中で飲食ができるところもあり、ビールを飲んで話しながらゆっくり選ぶこともできる。ただし、タイ語オンリー。英語のできる娘は少ない。出来ても会話は無理。日本語はほぼ皆無。年齢は18−30歳くらいで、ほとんどが20歳前後。

 

Q2270089

この写真にも3軒ほどの置屋が写っている。

 

置屋はこんな感じ。どびらは閉ざされたまま。開けて営業すると警察から叱られる。

 

Soi 78

この店は角にあって目立つ。日本人にも優しいお兄さんが世話してくれる。

 

P7250463 20130214173021

初めて取材に行った時、急に土砂降りになったので、この店でビールのんで雨宿りした。中はもっと怪しいピンク色の証明。禁断の店内撮影。この娘食後のお化粧中。食事はお店の賄いらしい。この娘はどう見ても18アンダーに見えるが、聞くと20位と答える。18アンダーは法律違反。

ガラス張りで普通のレストランと変わらない感じで、中で食事やビールが飲めるお店もある。中でビールを出してくれるお店は多く、ゆっくりできる。小さな子供達が、お店の前や中でキャアキャアと遊んでいたりもする。扉が閉ざされたお店の場合は、外にいるお兄さん(おばちゃんの時もある)に「ミー・ギーコン?(何人いる?)」とか言えば、扉をあけて見せてくれる。しつけの良い店は、女の娘を並べて立たせ、「さあ、お好きな娘をお選びください」となる。しつけの良くない店は、その場で客のほうに顔を向けるだけ。笑顔で愛想よくする娘もいれば、無表情でやる気なさそうな娘もいる。綺麗な娘もいれば、そうでない娘もいて、無選別と想われる。白人もいた。ラオス人も居るらしい。でも、大半は地方から出てきたタイ人。器量によってわずかに料金差がある場合もあるらしい。気に入った娘がいなければ、「また来る」と言って去っても何の問題もない(実際そのパターンばかり)。お店の兄ちゃんは英語が少し出来る場合が多い。

料金は、どこも800THBくらい。ホテルまでバイクで送迎付き。夜のスクンビット通りを3人乗りで走るのでかなり怖い。怖い場合は自腹でタクシー利用。お店の車で送ってくれるときもある。ホテルは日本の田舎にもあるいわゆるモーテル型の連れ込みで250−350THBくらい。ホテル代込みで1000〜1100THBくらい。この娘たちの取り分は400THBと客からのチップだけ。

親に売られてきたような可哀想な娘は、見た限りの予想では多分いない。月いくら稼げるのか知らないが、きっと大半を自発的に親に仕送りしていることだろう。学がなく、英語も日本も話せなければ、一回400THBの世界。それでも、工場で最低賃金の日給300THBよりはましなのかも。

ここは、裕福ではない一般のタイ人が遊&
#12406;所。エイズや性病に関しては、極めて危険な地域。行かないに越したことはないが、どうしても行ってみたい場合は、しっかり防御を。他のタイ人のお客と女を取り合ってはいけない。外国人はあくまでも控えめに。価格も大盤振る舞いしないように。

 

探究心旺盛な僕は、この世界遺産に大変な興味を持っていたが、いざ行ってみると、インタマラ地区やアヌサワリー付近に散在する地元カラオケ店やバーとたいして変わりはない気がした。治安も特に悪くなく、思ったよりのどかで平和な街だった。

 

 

IMG 0616