いつもトムにお世話になっているので、今日は僕が手作りディナーをご馳走することにした。
夜9時にトムは大きなドリアンとマンゴスチンとロンガンというフルーツと美味しいオレンジジュースを買って来た。お金がないのに気が利くなあと思ったら、しっかり800THBを請求された。ちょっと高過ぎ。それもそのはず、360THBもするドリアンをまるまる一個買って来たのだ。

これがそのドリアン。
「これは絶対美味しい。間違いない」と言って中身を取り出すと、

ご覧の通り。大きな黄色い身がお皿一杯になった。この量だと360THBは頷ける。実際、食べごろに熟していて、とても甘くて美味しかった。
トムは自分が食べたくて、だけども高くて買えないので、「買って来てくれた」のだろう。これだけ食べたら、2日分のカロリーがありそうだ。
さて、タイ人は宗教柄、牛肉を食べないことが多いが、トムは牛肉が好きだというので、先日メコー(Makro)で買ったテンダーロイン・ステーキを食べることにした。553THB(今時のレートで約1650円)もした冷凍のテンダーロインだが、厚さ2センチ以上ある100gくらいの肉が8枚も入っていたので、一枚当たり200円くらいだから、まあまあ許せる値段だ。
メディアム・レアーじゃタイ人は食えないだろうと思って、少しウェルダムにしてみたら、思ったよりは固くなってしまった。

残りの6枚は保存バックに入れて冷蔵保存した。冷凍されていたからといって再び冷凍はしない。牛肉なんて長く寝かせて半分痛みだした頃が一番美味しいのだ。上の写真がその料理。僕はビール、トムは牛乳。
学生のとき、深夜レストランでバイトしていた時、料理長が古くてもうお客には出せなくなったステーキを冷蔵庫から取り出して、
「お前、今日はステーキとご飯にしてやろうか?お前ならまだ食える。それとも、豆腐とご飯にするか?」
と聞かれ、豆腐ご飯は連日のメニューで飽きていたのでステーキを選んだ訳だが、貧乏学生だったからだけじゃなくて実際とても美味しかったのを思い出した。
食べ終わったトムは、「うぇー腹一杯になった。もう食えねえ。」と言って、手早く食器を洗うと、そそくさと帰って行った。朝は4時に起きて親戚を迎えに行って、それから出勤するのだそうだ。
タイでは、男女を問わず、食事を用意してもらった人が洗い物をするのが良いマナーということになっているそうだ。なかなか感心する作法だと思うが、どこまで社会に浸透しているかは疑問。
一人暮らしとはいえ、こんな風に毎日誰かが来るので、ゆっくり考え事をする暇もない日々が続いている。
