タイの田舎では昆虫食が盛んで、カオヤイ辺りの市場でも毎日必ず昆虫おかずを売っている。

コオロギ、バッタ、サナギ、幼虫類が多いが、ここではヤママユガの蛹について話す。

と言うのは、飼っているフクロモモンガがこの蛹が大好物だから。

500グラムで50バーツ。これだけ買えば、毎日フクロモモンガにあげたとしても2週間分くらいある。

もちろん僕も度々食べるが、蛹の中身は幼虫の細胞が解けて成虫の細胞に吸収されつつある状態で、殆ど白いクリーム状となっている。固形成分は全くない。

多少、昆虫っぽい匂いはするが、臭くはなく、慣れれば何の味付けも無しで食べられる。

恐らく、栄養価は最高水準だろう。

フクロモモンガは普段は甘いフルーツを食べるが、この蛹の中のクリーム状の身を吸って食べる。相当好きらしく、サナギを餌入れに置くと、僕の手が未だ餌入れにあるうちから寄ってきて食べ始める。

蛹の殻は食べない。

昆虫食は未来の食料危機を救う救世主的な存在に思われているが、石器時代の古代から人類の重要な食料源だったと読んだことがある。

最近は気持ち悪がる人が多いが、味に関しては遺伝子が良く覚えていて、美味しいと感じる。

タイのワーカーがカブトムシの生きた幼虫の中身を美味しそうに食べたのを見た時は驚いたが、きっと美味しいに決まっている。