先月上旬に日本から来た友人と食事をする際に、友人が女連れで来るというので、急遽チャットで23歳の女シオンを調達して連れて行った。
その時だけのお相手のつもりだったが、その後、シオンとは3回会った。シオンは恵まれない運命を背負った女だが、勤勉で真面目な人だった。
先日は、シオンの23歳の誕生日だったので、シーロムのFUJIレストランで日本食を一緒に食べた。誕生日にプレゼントなしでは気の毒なので、バラの花束をプレゼントした。
この花束、近所のスアンプルー通りの花屋で700Bもした。
生花市場でバラの花はすごく安く売っているので、この程度の花束なら300Bぐらいと思っていたのに、日本とあまり変わらない価格で驚いた。

花束なんか貰ったことがないシオンは、恥ずかしくて花束を持って街を歩くのを嫌がった。
ところで、シオンは国費で韓国の一流大学に留学している。大学での成績は常にトップクラスで、バトミントンや卓球でも優勝している。その後、アメリカの大学院からも声がかかったが、病気の父親の世話をするため、タイに留まっている。今は、ミャンマーや中国からのメディカル・ツアーの客の通訳をして生活費を得ている。美容整形が多いようだ。メディカル・ツアーで一番問題になるのが、患者と病院側とのコミュニケーションなので、良い通訳が付くかどうかが患者満足度の大きなウェートを占める。今後も中国、ミャンマーからのメディカル・ツアーは増えるだろうから、彼女はいい仕事を見つけたと思う。
シオンは語学の才能があるらしく、
- ミャンマー語
- タイ語
- シャン語(タイヤイ語)
- ルータイ語(タイルー語)
- 中国語
- 英語
- 韓国語
- 日本語
が出来る。ただし、韓国語と日本語は少し話せるといった程度だ。上の4つはネイティブレベル。母国語はタイヤイで、タイ語はまだ3年しかたっていないが、タイ語は完全に母国語レベルになっている。言葉は一度聞けは、すぐに覚えられるのだそうだ。裏まましい限りだ。
仕事でミャンマーに行く時には、通訳として使えそうだ。
彼女は数年前、日本人の恋人がいた。日本の両親にも会い、結婚寸前のところだったのに、彼氏が心臓発作で急死してしまった。仕事のストレスが原因で、始めての発作で心停止してしまったようだ。両親は彼女を日本に呼び寄せて葬式に出させた。今も彼女の心の痛みは癒やされていない。その話を長い時間をかけて僕に話してくれた。他人に話したことはなかったようで、彼氏の急死の知らせを聞いた時の話をしているときに、急に泣き崩れてしまった。
プーとの賃貸契約書作成のため、賃貸契約書の例が見たいと言ったら、シオンはタイ語と英語の契約書例を送ってくれた。タイの賃貸契約書は貸主に圧倒的に有利に書かれている。そのため、そのままではひな形として使えないが、引くところは引いて、守るべきところは守る契約書案を書くことが出来たと思う。
出会いサイトから急遽呼び出して知り合った仲だが、良い友人として長く付き合えそうだ。人と人が、どのような経緯で知り合ったのかは問題ではないと、つくづく感じる。
