エルニーニョの影響で、今年のタイの乾季の気温は高い。

夜明け頃には17度くらいまで下がるが、昼あがりには30度を超えることもある(22度くらいの涼しい日もあります)。

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そのため、いちごの実がなかなか増えない。

そんな中、年末年始の観光シーズンを迎え、いちご畑のいちごは全部採られて、いちご園からいちごが消えてしまった。

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写真でも赤い粒がほとんど見えない。

せっかくいちご狩りに来てくれた人たちには申し訳ないのだが、自然相手の露地栽培では調整は難しい。

去年の年末年始もいちごが無くなった。12月の気温が高すぎたからだ。1月初旬はいちごが全く無く、1月中旬から2月初めに最盛期を迎えた(豊穣の時2)。

今年のピークは更に遅れそうだ。


日本のいちごにとってもこの気温は高過ぎるらしく、高温期でも実がなるはずの四季咲きの品種にも花芽が付かない。根腐れ、疫病で急に枯れたりもして冴えない。

モン族家族は、マシュマロちゃんを含め、「日本のいちごはタイでは難しい」と言って投げ出し状態だ。とりあえず現金収入を得ないと生きていけないので、先の見えない研究などしていられないというのは分かる。

しかし、「タイでは難しい」のではなく、「タイの品種と同じ栽培法では同じようにはいかない」ということであり、ある意味当然のことだ。気候が違うので日本と同じようにやってもダメで(同じようにやるのは所詮無理)、その品種に適した栽培法を見つけなければならないのだが、それは彼らには無理そうだ。代々培ってきた方法でダメなら出来ないということになるだけだ。

定植時期の繰り上げや、遮光、高床とグリーンハウスによる病原菌侵入の防御、病気の早期発見と適切な農薬の使用、などが検討課題になろう。あるいは、栽培する場所をもっと標高の高いところにしないとダメなのかもしれない。

ただ、これまでに成った日本のいちごは、タイのものよりも格段に甘いので、「甘い」という特性は生きている。

年が明けて、これから3月にかけてどうなるのだろう。

日本のような「いちご」がタイでできれば、この事業は成功。出来なければ、出来るまで試す。最後まで出来なければ、この事業は失敗ということになる。ただ、それだけ。