つい先日、タイでワシントン条約(CITES)第16回締約国会議が開催され、リクガメの数種の国際取引の強化が決められたばかりだが、生きたカメをスーツケースで持ちだそうとする男女が見つかった。
ニュースによれば、「【タイ】タイ当局は15日夜、バンコク郊外のスワンナプーム空港で、ワシントン条約で国際取引が禁止・規制されている生きたヘサキリクガメ75匹とインドホシガメ294匹の密輸入を図ったとして、マダガスカル人の女(25)とタイ人の男(38)を逮捕した。
マダガスカル人の女はマダガスカルの首都アンタナナリボ発のケニア航空機でタイに到着。女のスーツケースをタイ人の男が持ち、税関を通過しようとした際に、スーツケースの中にカメ多数が入っているのを税関職員がみつけた。2人はスーツケースは自分たちのものではないとして、容疑を否認している。タイ人の男は動物の密輸容疑で昨年逮捕され、保釈中だった。」とのこと。

ワシントン条約(CITES)第16回締約国会議ではもうひとつ、日本にも影響が大きい決定がされた。
ヨゴレザメ、シュモクザメ類、ニシネズミザメ及びオニイトマキエイ類を附属書IIに掲載することになったのだ
つまり国際取引には、輸出国の輸出許可証が必要になるということ。
多くのサメが、三陸沖等で捕獲され、ヒレを乾燥させて中国に輸出されている。そのため、フカヒレが珍味として重宝される日本や中国といったアジア各国は、取引規制を阻止しようと動いたものの、最終的にはブラジルやコロンビア、米国などの国々により押し通された。
国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization、FAO)によると、サメの漁獲量は年間約1億匹に上り、その大半がヒレを目当てにした漁となっている。また乱獲が原因で、過去100年間で世界のサメの99%がすでにこの地球上から姿を消しているという。
