もう暑くて暑くて、毎日お店に座っているだけでグッタリしてしまう。

体温よりも高いぞなもし。

お客さんが、有り難くもいちご狩しに来ると、このクソ暑いのに、いちご狩りなんか良くやるよなんて思えてしまう。

自然とお客さんにも角が立つ。

こんなこと平気で言ったりする。疲れてるんだ。

「いちご全然無いじゃん。取れなかったよお!」

「いちごが無いんじゃなくて、あんたにいちご狩りの能力が無いんだよ!」

「いちご全然見つけられなかったわ。」

「皆ここら辺5メートルだけ見てないって言うけど、僕は後ろの向こうに行けって言っただろ! 何で言っ通りに行かないんだ!」

「どうしてここのいちごはこんなに小さいんだ? 」

「もう季節の終わりだからね。暑いと直ぐに熟して大きくならないんだ。2月なら、ここも大きくて甘いのがあるんだよ。今度は2月においで。」

「このクソ暑い中で取ってきたのに、どうして店の前で売ってるいちごパックよりも高いのよ?! 疲れたんだから、まけなさいよ。」

「いちご狩りを楽しんだでしょ? その楽しみ代だよ。」

「暑くて疲れて、全然楽しくなかったわよ。」

「だったら、いちご狩りなんかせずに、黙って店頭のいちごパック買ってけよ。」

「水道ひねっても水が出ないんですけど。。。」

「ああ、ここには水道が無いんですよ。ポンプのスイッチを入れてる時しか水は出ません。」

「手を洗いたいんですけど。」

「ああ、それだったら蛇口の下のタンクに溜まっている水使ってくだっさい。」

「なんか汚い水なんですけどぉ。」

「あんたの手を洗うなら、それで十分ですよ!」

などなど。