前の記事で書いたことを病院での血液検査の前日にマシュマロちゃんに伝えた。
「明日の検査でハッキリするから、間違っていて欲しいと思うけど、僕の推察を伝えておくけど、多分ななみちゃんはもうこの世にはいないかも知れない。」
マシュマロちゃんは途端に泣き顔になって、
「そんなの信じない。ちゃんと2本線があるじゃん。ななみちゃんはここに居る。」
と言ってお腹を擦った。
病院に行くとき、車が道の凸凹を通る時にガタンと振動が来ると、
「ななみちゃんが落ちちゃうからゆっくり静かに走って!」と僕を叱りつけた。
彼女はななみちゃんが流れていないと感じてるようだ。
母親がそう感じてるならば、ひょっとしてそうかも知れないと思い、病院の待合室でもう一度自分が何か間違っていないか考え直してみた。
・染色体異常が見付からなかった胚ではあるが、多くの胚はモザイクであることが最近の研究で分かってきているので、実は染色体異常の細胞が多かったにも関わらず、たまたま正常な細胞だけを採取していた可能性はある。8割の胚盤胞が染色体異常だったので、確率的には染色体異常の細胞があった可能性は高い。異常の細胞がアポトーシスで淘汰され、正常な細胞がそれにとって変わろうとしているた為に着床が停滞しているのでは?
・リコンビナントhCGがマシュマロちゃんのhCGの抗体との結合を邪魔しているのではないか?
・飲んでいる薬や食べ物に含まれるハーブ等が妊娠検査薬の発色を阻害しているのではないか?
3番目のことに関係しそうな奇妙な減少があったことに気が付いた。
妊娠検査薬は尿を着けてから1分~3分で結果が出るので、5分以上経過した発色で判定してはいけないのだが、2つの妊娠検査薬とも、1時間以上経過した後の方が3分後よりもhCGの線が濃くなっていた。一晩置いた検査薬でも同じ。
3分後よりも明らかにTの線が濃い。
そして気になったのは、飲んでいるビタミン剤。
そこで、Google Bardに聞いてみた。
質問:ビタミン剤が妊娠検査薬の反応を阻害しますか?
答え:一般的に、ビタミン剤は妊娠検査薬の反応を阻害しません。ただし、一部のビタミン剤には、妊娠検査薬の反応に影響を与える可能性のある成分が含まれている場合があります。
たとえば、葉酸やビタミンB12などのビタミンは、妊娠検査薬の反応を遅らせる可能性があります。また、ビタミンCやビタミンEなどのビタミンは、妊娠検査薬の反応を弱める可能性があります。
これらのビタミンを摂取している場合は、妊娠検査薬を使用する前に、医師または薬剤師に相談することをお勧めします。
具体的には、GS妊娠検査薬の添付文書には、以下のビタミン剤が妊娠検査薬の反応に影響を与える可能性があると記載されています。
葉酸
ビタミンB12
ビタミンC
ビタミンE
ナイアシン
ビオチン
これらのビタミン剤を摂取している場合は、妊娠検査薬を使用する前に、少なくとも4時間は空けてください。
また、妊娠検査薬を使用する前に、尿を排泄してから少なくとも5時間は空けてください。尿の中には、ビタミン剤の成分が含まれている可能性があります。
妊娠検査薬の反応に不安がある場合は、医師または薬剤師に相談することをお勧めします。
当たりだ!
ありがとうBardちゃん。
つまり、ビタミン類の影響で妊娠検査薬の反応が阻害されていただけで、実際には血中hCGが高かった、という可能性があることに気が付いた。
そうこうしているうちに、病院での血中hCG(のベータドメインを測る)の結果が出た。
「おめでとうございます。」と医師は行った。
結果を見ると
865mIU/mlもあるではないか。完全に着床していて、10日後には小さな心臓の鼓動が聞こえるかもしれない。
診察室の中で、ジジイは泣いてしまった。
人前で泣いたのは今年始めてだった。
それを見て、マシュマロちゃんも泣いた。
「この人が、ななみちゃんはもう居ないかもって言ったんです。そんなことないとは思ったけど。」
振り返ってみれば、ジジイの無知のせいで無用な心配をしていただけだった。
自分のバカさ加減と、母親の強さを実感した。



