ここカオヤイには、いろんな国の都会っ子がやって来る。

都会育ちで、野菜や果物を畑から採ったことなどない子供達。

都会の両親は、そんな子供達の自然体験を期待して、いちご園に連れて来る。

だから、有り難いことなんだけれど、困った問題もある。

いちごの実は、一つの房に花、小さな緑色の成り始めの実、少し大きく育った白い実、塾し始めて部分的に赤くなり始めた実、真っ赤に完熟した実が混じっている。

そのうち、完熟した真っ赤な実だけを採ってくれたら良いのだが、子供たちはそんなことは知らない。

採り方も悪く、房全体を引っ張って採ろうとする。

すると、大切なこれから熟す実まで一緒に採れてしまう。

しかし、当然未熟な実や花など要らない。

結果的に、いちごの苗からいちごの実が消えてしまう。

これはいちご農家には大問題だが、子どもたち全員に採り方を教えてる暇はない。

しかも、都会の子供たちは世界各国から来るので、言語がマチマチ。

困った採り方をしてしまう子供達が多いのは、

シンガポール、日本、バンコク、クアラルンプールに多い。

親も知らないのか、全然指導しない。

そこで、絵に描いて張り出してみた。

この絵を描くのにも随分時間が掛かった。

始めは、☓と○や、OkとNoを描いたが、伝わらないと思い顔文字を足した。

この絵に親が気付いてくれて、子供に説明してくれたら良いのだが、残念ながらそう上手くは行かない。