フラワーパークの花に水遣りする為に、ラムタコーンと言うカオヤイ国立公園からの沢の水を、電動遠心ポンプ2台で汲み上げている。

しかし最近、その揚水量が落ちて来て、水遣りに時間が掛かって仕方がないから、もっと大きなポンプに換えて欲しい、とのリクエストがあった。

でも、僕は昔の僕じゃない。ポンプのことなら、どのワーカーよりも詳しくなった。

揚水の律速はポンプの出力じゃなくて、配水パイブの長さと断面積で決まる。水の粘性と摩擦による抵抗で流速が制限されるのだ。もう一つは、川からポンプ迄の吸い上げ抵抗。

今迄は、ポンプは2インチの遠心ポンプで、ポンプ迄の吸い上げ管も、ポンプからの配水管も全部2インチだった。

ポンプからの流路が短ければそれでいいが、僕らの場合、2インチの配水管が400メートルもあるのが問題。

そこで、1つのポンプからの2インチPE(ポリエチレン)配水管100メートルを3インチのPE管に換えた。

もう一つのポンプからは、3インチに変えて使わなくなったポンプからのPE管と従来の2インチPE管を2本並列に繋げた。

つまり、二つのポンプから100メートル分の断面積は、両方とも約2倍になった。

100メートルから先は従来の2インチに戻しているが、流量を抑制しているのは、主にポンプ付近の乱流域なので、全部3インチにしなくても効果は出ると見た。しかも、ガーデン内に張り巡らせた細い配水管はそのまま使える。

更に、吸い込み口のパイプも3インチに換えた。

ポンプ自体も電線も100メートル以降の水路も何も換えてない。

それで、結果は?

ざっくり2倍の流量になった。

あっぱれだ。

ワーカー達も驚いた。

見たか聞いたか、分かったか?

俺様は、何にも出来ない老いぼれジジイじゃなくて、知識と頭脳明晰な優れ人なのだ。ワッハッハ。

そう言う自分も、いちご園を始めた頃は、ポンプも配水管も電気のことも何にも分からなくて、何もかも教えてもらったりやってもらったりしていたけれど。

化学や生物の事なら周囲の者とは比較にならないけど、レベルが違い過ぎて誰もそのことを感じて無い。

タイ語があんまり分からない僕は、皆からただの阿呆なジジイと思われている。

それで良いのだ。

阿呆な老いぼれジジイを死ぬまで優しく労っておくれ。