僕は、親指の第一関節から指先までが異常に短い。
あまりに特異的で、遺体識別に使えるくらい。
この短い親指のために、ボールを使う色んなスポーツやギタービアノの演奏に支障があった。
母親もやや短いので母親からの遺伝かも知れないが、僕ほど短くない中学生の頃にギターの演奏に親指が邪魔だったので、何時も爪を短く切っていたが、そ。の時に短くなってしまったのかも知れない(訳者注∶そんなはず無い)
兎も角、親指が短いのは、あそこが小さいのと同じくらい僕の身体的な「恥」の部分だった。
たから、七海ちゃんの親指がどうなのか心配だった。
ところが、マシュマロちゃんは、
「今度生まれてくる子は、この親指の爪の形もお父さん似だと良いな。」と言った。
産まれて来た子は、幸か不幸か、普通の形の指だった。(訳者注∶幸に決まってる)
それにしても、父親似ず皮膚が白い。
口と鼻は父親似だが、頭と皮膚は母親似らしい。
頭皮とおでこの形は母親似だが、頭蓋骨は横から見ると菱形で僕そっくり。
そうならないように、子供の枕を幾つも替えてみたけど、遺伝子には勝てなかった。
頭の形も指の形も鼻や口の形も、全部遺伝子が決めていて、産まれて来てから変えることは出来ない。
心もそうなんだろうか?
心だけは母親似であって欲しい。


