先日の展示会で得たお金を今日銀行に持って行って、会社の口座に入金したのだが、、、
窓口で、「お客さん、これ使えません。」と言われて返された2枚の500B札。
「えっ!なんで使えないの?」
「この2枚は偽札です。」
銀行員は至って冷静にそう言った。
「えっ!なんだって!」
僕はそのお札を手に取って、触ってみたり透かしてみたりしたがよく分からない。不明瞭だが、ちゃんと透かしも入っている。
「ちょっと本物を貸してください。」と言って比べてみても、大きな違いはない。強いて言えば、印刷の色がやや違っていて汚れがあるくらいか。しかし、汚れや印刷のかすみは、使っているうちに出来てくるのもなので確定的じゃない。
「どうして偽札と分かったんですか?」
「紙の手触りが違いますね。偽札はお返しします。」
行員は警察を呼ぶでもなく、ただ偽札を返してくれただけ。
「偽札って、よくあるんですか?」
中国では偽札が市場通貨の5%以上出回っていて、経済破綻の引き金になる危険性があるそうだが、タイでの偽札の話はそれほど聞いたことがなかった。
「ありますが、私は初めて見ました。」行員はそう言った。妙に冷静な奴だ。こっちは胸がドキドキしている。
女性行員が横から話しかけてきた。
「このお札、どこで手に入れましたか?」
「ムアントンタニのインパクトです。」
「お店があるんですか?」
「いえ、展示会でブースを持っただけです。」
「ああ、そうですか。怖いですね。気を付けてくださいね。手で触れば分かりますから」
いや、何度も触り直したけれど、ほとんどわからないです。
展示会のブースは、偽札を使うにはバレにくい良い場所なのかもしれない。

上の写真が古いタイプの本物の500B.
下が偽札。
多少色合いが違うが、ちゃんと透かしや銀の帯も付いている。

こちらが裏面。上が本物、下が偽物。
カラーコピーなのかなあ。かなり細かい模様も印刷されている。

こちらは2枚とも偽札。
上のお札は王様の頭の辺りにインクの汚れがある。
なるほど、よく見ると2枚とも番号が同じだ。
これを見て、初めて偽札だと納得した。
それにしても、警察に届けるでもなく、連行されるわけでもなく、偽札をただ返してくれただけなのは日本人からすると妙だ。
返してもらった2枚の偽札は、記念に取っておくことにした。
