成り過ぎて採り切れなかったいちごが傷んで落ちて、それが発酵して、辺り一面にストロベリーの匂いがムンムン立ち込めている。

目を閉じて通り掛かっても、そこにいちご園があるのが分かるほど。

いちごってこんなに強い香りを持っていたんだと感心する。バラ園でもここ迄香ることはない。梅園のいちご版という感じか。

ワンナムキアオもカオヤイも、最盛期は過ぎて、もう大きないちごは皆採られたか傷んだかで、余りなくなってしまった。

小さな可愛いいちごならまだ残っているけれど、次の週末できっといちごは無くなる。

まだ花や小さな白い実があるので、しっかり追肥すれば、まだしばらく実があるかも知れないが、最盛期はこれでお終い。

マシュマロちゃんと、ソンクランまで頑張ろうと約束したが、今月末で閉店するかも知れない。

思えば、いろんなピンチがあったが、なんとかここ迄やって来れた。

二人合わせれば、税引き後年収はサラリーマン時代と同程度になった。

フィールドに漂うストロベリーの香りは、熱い日差しと共に、一生忘れられない記憶として残るだろう。