反タクシン派のデモは鎮静に向かっているが、2月の総選挙が無事行われるかどうかは極めて疑わしい。選挙をすれば、タクシン派が圧勝するのは目に見えているから、反タクシン派は選挙をボイコットするか、選挙自体を無効とするような行動に出るだろうと思われる。

そんな中、気になるニュースが飛び込んできた。

読売オンラインによると、

「タイ検察当局は12日、2010年のタクシン元首相派による反政府デモ鎮圧のため、治安部隊の実弾使用を認めて死傷者を出したとして、当時首相だった野党・民主党党首のアピシット前首相を殺人罪で刑事裁判所に起訴した。前首相は起訴事実を否認している。
 10年のバンコクでのデモでは、90人以上が死亡した。今回の起訴では、治安部隊の銃撃で死傷したと裁判所が認定した3人について、前首相の責任を追及する。

検察当局は、治安部隊を指揮していたステープ元副首相も起訴する方針だが、現在、反政府デモを主導しているステープ氏が、審問延期を求めていることから、この日の起訴は見送られた。」

(2013年12月12日19時23分  読売新聞)

多分時間の問題で、ステープ元副首相の起訴も行われるだろう。検察が中立を保ち、法律に基づき行動するのはいいことだが、国の指導者が次々に起訴されるのは、どう見ても正常じゃない。