胚移植後5日目の11月4日に、尿中hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)値を調べる妊娠判定キット(使用期限切れの中国製)で陰性の結果だったので、多分着床しなかったんだろうと思っていた。
だから、今日11月7日の午後2時にSAFEの医師から、「妊娠確定よ!」と告げられた時、ガッツポーズとともに、ちょっと涙が溢れた。
血液検査でのhCG値は、36.7mIU/mlで、通常の妊娠判定値の50には至らなかったが、着床しことは確実な数値だそうだ。
hCG値は毎日倍々ゲームで増えていくが、予想よりも値が小さかった為、念の為に注射でhCG補充もした。3日毎にあと2回補充する。
1週間後のhCG値が200を超えていれば安心できるということで、検査の為またバンコクまで通院しなければいけなくなった。
思えば、3年前にパイプカットした精管の再結合手術をしてからの長い道程だった。
歳のせいで、まともに射精出来ないとか、そもそも勃起が不十分とか、射精出来ても精子が少なすぎるとか、出て来た精子の半分以上のDNAが損傷していだとか、顕微授精してもほぼ9割の受精卵が染色体異常だった等々の難関を乗り越えて、遂にここまで来た。
実は、採卵後の血液検査で、未だブログに書いてない重大問題がマシュマロちゃんに発見された。
無処置の場合、流産の確率がから最大90パーセントにも達する。しかし、ちゃんと処置をすれば80パーセント迄流産せずに分娩出来るという臨床試験結果があるので、既に治療を始めていた。
そんな状態だから、
「やったぜベイビー!」
と言える段階ではないが、ひとまず「やったー!」と言わせて欲しい。
精管再結合術から3年。今年5月にチットロムのSAFEにいってから、ここまで来るまで、約6ヶ月の月日を要した。
掛かった経費は、交通費等も入れれば360万円を超えると思う。
自分の娘よりも若いマシュマロちゃんとの間に、孫より若い子供を設けるなんて、どう見ても異常、不道徳、被倫理的と言われても、その通りとしか言いようがない。
けれども、子供が産まれれば、子供が大好きなマシュマロちゃんの人生を豊かににしてあげられそうだし、運が良ければ僕が死んだ後も子供が彼女をの生活を助けてくれるかも知れないので、どうしてもやっておきたかった。
性別は染色体検査で女の子だと分かっていた。
未だ産まれていない子供の名前は、受精卵が液体窒素で眠っている間に決めていた。
「ななみ」ちゃんだ。
漢字では七海と書く。七つの海を股にかけて生きる力強い名前だと自負している。
産まれたら日本の国籍を取りたい。
英語とタイ語と日本語の3カ国語ペラペラで、音楽が得意の娘に育てられれば、僕の第2の人生は大満足で終われる。
