今日の夕方、バンコクに戻ってきた。
ただいつもと違って、少し緊張していたらしく、昨夜は眠れなかった。
古巣に帰って昨日までの続きをやるのではなくて、今日からサバーイバル・セカンドライフ第2章が始まるんだという意識があった。先週までは、単なる準備期間であって、今日からが本番なのだ。
明日、明後日と2日間かけて、ノンタブリに引っ越す予定だ。
トムは車の修理中で(またぶつけやがった!)お迎えがなかったので、一人タクシーで戻ってきた。
日本から買ってきたチョコレートのセットを、大家さんの奥さんに、メリークリスマスと言って差し上げた。
1ヶ月半分の家賃が残っているかと思ったら、デポジットもあるから今月の請求はなしでいいとのこと。陶器の置物も割ってしまったし、僕の身代わりになって女が包丁でバンバン傷つけた机もあるが、それらの弁償も請求がなさそうだ。デポジットは1ヶ月分なので、すでに半月オーバーしているが、それもおまけでタダ。そればかりか、
「年末年始は都会のほうが良いでしょう?ここに寝泊まりしてもいいわよ。」
とまで言ってくれた。更には、
「ノンタブリは遊び場が少ないから、つまらなくなって、あなたまたここに戻って来ると思うわ。」と言って笑った。
「会社が大きくなったら、ここを支店1号にするよ。」と適当な事を言ったら、
「待ってるわね」と言ってくれた。

もう冷蔵庫のスイッチも切ってしまったので、夕食はソイ8の屋台で食べた。
この屋台は、近くに住む元料理人でタニヤのカラオケ嬢になった女が「ここが一番美味しい」と教えてくれたお店だ。
痩せていたが、まるでプタのような形の良いおまんこをしていた。今は何処で何をしているんだろう。
仕事の合間に母乳をあげていたお店の娘も、逞しくなっていた。
ソイ8は実にいろいろな層の人間が住んでいて、面白いソイだ。

ガイ・ヤーンとコー・ムー・ヤーンを食べた。それはその残り。野菜がないが、これが旨い。ビールにカウニャウにこれ。定番。
食べきれなかったので、包んでもらって持ち帰った。

一杯だったお客も帰って、ちょっと寂しい店先。

お勘定。手書きのビン。タイ語を習ったのに、まったく読めません。

なんども歩いたスワンプルー。これでお別れ。


このイヌに「またな」と言ったら、「おう、またな」と言い返されたように気がした。

100回は来たファミリーマート。
もう来ることはないかもしれない。
この街はたった1年だったが、思い出深い一年だった。
