母に買ってあげたスマホで、LINEと電話の受け方を何度も教えてのに、その後全然応答しなくなったことを以前「おばあちゃん応答なし」に書いた。

そのあと、作戦を変えた。

週2回来るヘルバーがいる時間を狙ってかける。

するとヘルバーさんは、

「あっ、誰かがおばあちゃんを呼んでますよ。出てください。」と催促する。

無論、出れないので、ヘルバーが携帯を見てくれる。

「おばあちゃん!息子さんからだったよ。あれま、今日だけで2回も掛かって来てたよ!」

と言って、息子の僕に掛け直すことを勧める。

勿論、母はどうするか分からないので、ヘルパーさんが手伝って掛けて来てくれる。

それで、僕は母が元気な顔を見ることが出来る。

その時、ヘルパーに、

「今から僕から掛け直すので、出方を教えてあげて!」

と頼んで、数分後にこちらから呼び出すと、ヘルパーが手伝ってくれてラインでのビデオ通話が出来る。

こんな感じで数回繰り返せば、そのうちに自力で出られるようになるかも知れない。自力で出られるようになったら、それは快挙である。

ビデオ通話をしても、別に話すことは何も無い。

「元気でやってるか?」

「元気だよ!」

  程度である。

だけど、それで良いのだ。顔を見れば、大体健康状態が分かる。

だいぶ、耳が遠くなって、良く聞こえないらしく、ビデオ通話なのに、母の耳しか見えない時もあるが、そのくらいはまあ良い。

何回も掛けたのに何故出なかったのかヘルパーに聞いて貰ったら、閉じるタイプのスマホケースを開けなかったらしい。

後は、ハンドバッグの奥に仕舞い込んでいて、気付いて取り出した時にはもう切れていたというパターン。

まだまだ問題はあるが、多分全く出来ないと思っていた状況からは百歩前進した気がする。