僕はタネ(種)が昔から大好きだった。

僕は自分を種無しにしたが、それはとても浅はかな判断だった。

種ほど貴重な物はない。

そのことを一連の妊活で改めて知った。

種又は受精卵の中の情報は、他に代えがたい程貴重なものだった。

受精の際の染色体融合と遺伝子組換えは、成功するのが奇跡な程に複雑で大規模で未解明な世界だった。

24個の受精卵のうち染色体異常がないのは2個だけだった。

植物に関しては良く知らないが、染色体の数は人よりも多いのが普通。

6倍体も珍しくない。美味しいフルーツで、その種から親と同じくらい美味しいフルーツがなる子株が出来ることは先ずない。

野菜にしても花にしても、最近はF1ばかり(一代雑種とか一代交配と呼ばれることが多い)。固定種の種は探すのも大変長く程だ。

つまりは、種こそが大切な存在であるかということ。

今回の日本帰国でこれだけの種を買ってしまったのも、そういう訳だ。