日本でも盛んに報道されたので周知のことと思うが、昨日、戦勝記念塔(アヌサワリー)の反政府デモ隊に2発の手榴弾が投げ込まれ爆発、負傷者が出た。

その現場のすぐ近くに住む、このブログの特派員T氏から、昨日から今日の様子を記したレポートを頂いたので報告する。

ステープ氏の要求事項のエスカレーションと、爆弾事件の勃発、封鎖政府機関の増加という流れと、デモ隊参加者数の大幅な減少が同時に起こっており、特派員も報告しているように、不穏で予測困難な状況になってきたように感じる。

18日の国軍によるパレードは正常に実施され、心配された介入はとりあえず見送られたが、このまま暴力事件が多発し、政府機関の封鎖による行政の停止が長引けば、当局側が非常事態宣言を発令する可能性が現実味を帯びてくる。しかし、国は真っ二つに割れており、警察や軍がどう動くのか全く予想できない。

 

 

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「バンコク封鎖」

1月20日(月) 11:30

本日(20日)で「バンコク閉鎖」が始まって一週間になる。ハムケンさんのブログで最後にレポートさせて頂いたのが15日(水)までの情況だった。会場の近くまで行って『お祭り』のような雰囲気だと伝えた。

しかしその後情況が変わった。17日の白昼に今回の反政府活動の首謀者であるステープ氏のデモ行進に手榴弾が投げつけられ、負傷者40名この内男性1名が死亡するという事件が発生した。

そして19日の日曜日の午後1時半頃。戦勝記念塔近くの自宅のベランダで洗濯物を干していたとき、大きな爆発音を聞き驚いた。室内で昼寝していた彼女も飛び起きた。今のは爆弾ではないかと話していたときに2回目の爆発音を聞き、その後にもう少し小さな弾けるような爆音も聞こえた。

その数分後に複数台の救急車両のサイレンが聞こえてきたので、恐らく何か事件が発生したのだと感じ、すぐにテレビ局のチャンネルをサーチしたが、まだ報じる局はなかった。14時過ぎにニュースチャンネル「TNN24」で、戦勝記念塔の会場付近で爆発物が投げ込まれ4名が負傷したということが報じられて事件だと知った。

その後の情報で、犯人はこの会場を仕切っている元民主党議員を狙って手榴弾を投げたようだが、木に当たって跳ね返ってメディアテント付近で爆発。犯人グループを追いかけたところ、もう一発を投げるとともに拳銃を発砲したとのこと。

本日(20日)の情報では負傷者は28名に増えた。犯人写真が公開されたがまだ捕まっていない。数日前に取材に行った場所でこのような惨事が発生したのである。しかも17日も19日も白昼堂々と行われた。もう長閑な『お祭り』ではない。

これまでお気軽気分で訪れていたタイの人達の参加も減ることだろう。前回の記事の最後に書いたが、私達タイに居る外国人も危機意識の感度を高め、我が身を守ることを意識すべきと思う。

爆発から一夜明けた20日(月)午前11時半頃の戦勝記念塔会場の写真。デモ隊の会場には近づかず、BTSのスカイウォークから撮った。

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演説はしていたが、ご覧の通り会場に人は少ない。

 

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前回の取材時にはモニュメント周りにも大勢人が座っていたが、今朝は殆ど人が居なかった。

 

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左上にスクリーンが見えるが、その後方にステージがある。爆発事件後に設置された黄色の柵で仕切られていた。ステージの後方のスペースに手榴弾が投げ込まれ爆発した。