チュラ大の社会見学会が終わって銀行に寄って、部屋に戻るともう4時半。部屋の温度は37℃。玉の汗。

今日は5時半にプーおばちゃんとデートの約束があったので、急いで冷水シャワーを浴びて汗を流そうとしたら、水の温度がなんと42℃。気温と太陽光線で夕方の水道水はお湯になってしまうのだ。42℃じゃお風呂と同じで、身体を温める事はできても冷やすことはできやしない。お湯なんか出なくてもいいから、もっと冷たい水が欲しいと痛感した。

それから、慌ててタクシーに乗ってプーのコンドミニアムに向かったわけだが、タクシーの運転手に、

「サトーンのソイ12に行ってくれ」と言ったつもりが、タクシーは変な所で道を曲る。念のため、「サトーンのソイ12だよ」ともう一度言うも、運転手は「おう、分かっとる。その先を右に曲がったらすぐだ」と自信満々に言う。しかし、景色を見回しても、何処にもあの背の高いコンドミニアムは見えない。

どうもおかしいのでGoogle Mapで位置を確かめると、タクシーはどんどんと目的地から遠ざかる方向に進んでいるではないか?

「ちよっとあんた、やっぱりおかしいよ。サトーンのソイ12はこんなとこじゃないってば。まるっきり反対側だぞ!」

「サトーン?お客さんサトーのソイ12って言ったでしょ?」

あちゃ~、サトーンの発音が悪くて、サトーに聞き間違えられた。僕の発音は、まだまだ修行が足らないようだ。

折しもタクシーは渋滞に巻き込まれ、一歩も進まない。タクシーの運ちゃん

「お客さん、もうタクシー降りて、モトサイで行ったほうが早いですよ」

バッキャロー!、金払ってってなんねえ!

こんなふうに、わざわざタクシーで目的地から遠ざかってからモトサイに乗り換えて、なんとか6時に彼女のコンドミニアムに辿り着いた。

 

僕のカメラを持って、おめかしして現れたプー。

僕の大切なカメラが戻って来て本当に良かった。お礼に資生堂より安いハダラボのクリームを、「こっちのほうがいい」と言ってあげた。

 

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「じゃあ行きましょうか?」とプー。

「行くのはいいけど、今日のデートは何処に行くの?」一昨日、電話で聞いたけど、何処のことやらさっぱりわからない。

タクシーの中で、よくよく聞いてみると、今夜はモンゴル人の有名な画家チョインドンジーンの個展のグランドオープンに行くのだそうだ。

なんで、モンゴル???  なんで個展???

マダガスカルだったり、インドネシアだったり、モンゴルだったりして、プーのことは本当によく分からない。

「プーは、なんでその画家のことを知っているの?」と聞くと、

「私彼の絵が昔から大好きだったのよ。チョインドンジーンさんとは全然面識がないわよ。今日はじめて会うんだから。あなたはチョインドンジーン知ってる?」

そんなの知ってるわけ無いだろ!

 

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チョインドンジーンの写真(中央)

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オープニングの様子。ハイソなタイ人と外人がいっぱい。

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直立不動でニコリともしないところは、日本人に似ている。タイでは違和感アリアリ。

 

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タダのカクテルやおつまみにありつけました。これで僕としても来た甲斐があったかも。

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上手いことツーショットを撮らせてもらうことができた。

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彼の作品はこんな感じ。

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どれも、一枚50万円から100万円もする。

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モンゴルらしいというか、まんまの風景画だ。

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ギャラリーの様子。

 

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このあと、プーの行きつけのシーロムのイタリアンレストランに行って、美味しいビールとピザを食べた。

二人でチップ込みで800B。

 

 

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彼女の胸元を飾る黒いペンダントはチベットのもので、なかなか良さそうだった。

友達が輸入販売しているらしいので、今度紹介してもらうように頼んだ。

 

 

「今を楽しく生きることが一番大切なのよ。明日じゃなくて今日。後でじゃなくて、今。お金お金で楽しくないなんて意味が無い。だって、死んだら何にも天国にもっていけないのよ。あ、あなたはいっぱい女泣かせたから、天国じゃなくて地獄に行くんだけど。まあ、どっちも同じよ。」