[あなたたいじょうぶ?]
と妻に聞かれ、思わず
[何が?]と答えた。
事業や女のことだったら大丈夫じゃないが、その他はとりたてて変わったことはなかった。
[爆弾騒ぎがあったみたいだけど。ニュースでやってたわよ。]
[ああ、夕べの爆弾ね。少なくとも僕のところは平和ですね。被害は何もないよ。]
と答えたものの、実は今日は、日本人商工会議所の集まりがあって都心に出なけりゃいけなかったので、少し心配していたのだった。
ところが、今朝になって急に中止のメールが来て、ああよかったと思った。それが僕が受けた唯一の爆弾騒ぎの影響だった。
また、日本の友人から、
[お前大丈夫か?]と聞かれたが、ノンタブリのに田舎に爆弾騒ぎなんてあるわけない。
中国の秘密組織が天津の爆弾騒ぎから目を反らすために仕組んだのか、反タクシン派がタクシン派手を追いやる口実に仕掛けたのか、どちらかだろうなんて想像した。真相はわからないが政治色が濃いのは確かだろう。
昨夜、爆弾が爆発した丁度その頃、マシュマロちゃんがシンちゃんの真似して、パンツを頭に被って大笑いしていたのだった。