沢山成り過ぎて売れ残ったいちご。

捨ててしまうのは勿体無いが、もう売れない。

何処かいちごを沢山買ってくれるところを探すべきだが、バンコクに出ない限り適当な当てもない。バンコクに行商に行くとすると1日掛かりになるので、農場の管理と販売が問題になる。

そこで、今出来ることは何か考えた末、先ずはイチゴジャム作りをトライしてみることにした。

イチゴジャムはチェンマイから仕入れて売っている商品がある。それと競合するが、手作りを全面に出して、それなりの包装と積極的な味見攻勢をすればそれなりに売れるかも知れない。

ジャムにすれば、多分数ヶ月保存できるという点も大きい。

幸か不幸か、完熟し過ぎたいちごは文字通り捨てるほどある。

僕の動きを察知したマシュマロちゃんは猛反対。どうせ美味しいジャムが僕なんかに出来るわけない、と思ったのだろう。

しかし、僕には日本の膨大なレシピ集と若干の料理経験がある。

改めてレシピ集を読んでみると、実に短時間で簡単に出来るではないか。

まだ最終段階には至ってないが、取り敢えずやってみたことは、

① ノーヘルでモトサイを飛ばして借家に戻り、IHコンロと大きな鍋を持ってきた。

② 従業員にジャムを作って売ると宣言。

「あんたに出来るの? やったことあるの?」と不信がられたが、

「俺は料理のプロフェッショナルだ!」と一喝。

「熟し過ぎたイチゴ5キロ用意しろ! 傷んだところは絶対入れるな!」

③ 鍋をコンロにセットして、用意してもらったいちごを投入。

ジャムにするには勿体無い程のいちご。

料理の成否の7割は材料で決まる。完熟いちごのジャムが不味いはずはあるまい。

④ 砂糖(グラニュー糖)1キロ投入

水は一滴も入れない。お客さんは砂糖無添加のジャムを欲しがるが、それだと保存可能なジャムを作る方法が分からない。砂糖なしのジャムなんてありえるのかなあ?

⑤ そのまま20分放置

浸透圧の関係で、いちごから水分が一杯出て来る。

⑥ 更に砂糖1キロ追加投入。

かき混ぜて20分放置。

たっぷり水が出たところでIHのスイッチオン。

初めチョロチョロ中パッパ。

⑦ 煮立ったら、せっせと灰汁取り。

因みにタイ料理には灰汁取りの辞書はない。

「あなた何してるの? どうして泡を取るの ?」と質問攻め。

説明困難。灰汁をどう説明する? そこが日本料理とタイ飯の違いなのだ! (ジャムは日本料理じゃないけど)。

⑧ 焦がさぬよう煮込んで水分を飛ばす。

この頃に、マナオ(タイのレモン)を1個半分絞って投入。

⑨ 煮る ひたすら煮る。

レシピでは20分煮れば良いと書いてあるが、2時間煮ても水分はなかなか減らない。

焦がすと台無しになるので、かき混ぜながら煮ていたら、最後にはいちごの姿は八割方なくなってしまった。

⑩ 氷水で鍋を冷やして、冷えたら出来たジャムの元をブラスチックバッグに入れてアイスボックスで保冷。

味見の結果は良好!

ただ、水分含量が多過ぎて、ややしゃぶしゃぶ過ぎる。

ペクチンが足りない。それと水分が多過ぎる。

この辺りの解決が次の課題。

以下、その2に続く。