今回の日本旅行が今一つ盛り上がらず、ストレスフルだった理由の1つは、13個取れた卵子から、たった1つだけ出来た使えそうな胚盤胞blastocyteが染色体異常で使えないことが分かったから。

「使えない」とは、以降の正常な発生が期待出来ず、着床不可か早期流産するのが確実で、万一胎児になっても深刻な先天性異常となるのが確実なので、子宮内に移植する意味がないということ。

既に廃棄処分されている。

これがたった一つ残った成績優秀な胚盤胞。

見た目も良いので、期待していた。

この胚盤胞の一部の細胞を取って、染色体検査を行った。

その結果がこれ。

染色体の写真がないのでピンと来ないが、11番目の染色体の部分増殖と、22番染色体の完全欠失があった。

男の子だった。

僕はジジイで精子も老いぼれである上に、パイプカットで20年近く放出されなかった(白血球に食われて消えるらしい)。2年前にカットしたパイプを繋げる手術をタイでやってもらい 、一応精子が出るようになったが、数も、動きも、形も、量も正常値以下。

精子中のDNAも、酸化等でズタズタに切れている割合が5割くらいあった。だから、切れたDNAを持つ精子をMACS法で取り除いて、切れてない精子を使った。

とはいえ、若い青年の精子と比べれば相当傷んでいるだろうから、それが原因で受精しても正しく染色体が融合出来ないのではと僕は思った。

しかし、SAFEの担当医は、

「前回は卵巣刺激剤として標準的な物を注射しましたが、卵の質が良くないですので、次回はもっと高い注射使いたい。」

と言った。

卵子が悪いのか精子が悪いのかは判別できないとしても、一般的には年齢に伴う卵子の質の低下が可能性が高い。

13個採卵して11個に精子を注入したが、3日後には受精卵は2個になってた。卵の質は僕には分からないが、多分医師の言う通りマシュマロちゃんの卵の質がイマイチだったのだろう。

良い卵巣刺激剤とは、独メルク社のこれのことのようだ。

値段は、標準的投与回数で38000バーツ高くなる。

そのパッケージの内容は以下の通り。

前回のパッケージは221,000バーツだった。

次回のパッケージは259,000バーツだが、前回と同様、多分3回くらい追加で卵巣刺激を行う。

そのあと、前回と同様、MACS法で精子選別すると、追加が25,000バーツ。

染色体検査は40000バーツや胚盤胞の凍結代等が追加されるので、多分35万バーツ位(約140万円)になる。

2回合わせて260万円超えなので、これで妊娠まで行かなかったら、その先どうするか再検討が必要となるだろう。

因みに、胚盤胞の段階での染色体検査で約半分から3分の1が脱落するらしい。多分日本では、この段階での染色体検査は行わず子宮内に移植するので、妊娠成功率はタイの半分かそれ以下となる原因の一つのようだ。

次回は、16個以上の卵子を採卵して、13個以上に精子を注入して、8個以上の受精卵を得て、5日後に4つ以上の胚盤胞が欲しい。

そうすれば、染色体検査で2個生き残り、2個とも子宮内に注入すれば、ひとりかふたりの胎児が生まれるのではと期待している。そうなれば、260万円の出費も何のそのだ。

(以上、完全に根拠無しの胸算用)