七海ちゃんの妹になるかも知れない受精卵がある。
正確に言うと、Day 6のblastocyst 胚盤胞で、グレードは5BB AIスコアが4.5の中程度の質の胚。
16個の受精卵からたった2個だけがBlastocyst迄育ち、一番良いのが七海ちゃんになって、2番目に良いのが液体窒素で保管されている。
七海ちゃんがある程度育ったら、その2番目のBlastocystを子宮内に戻す予定だが、未だ何時やるか決めてない。
そこで、もう一年間凍結保存して貰うことにした。
費用は、2500バーツ。
思ったより安かったが、それでも壱万円である。
恐らくは、同様なBlastocystや受精卵或いは卵子が、少なくとも1000個は保管されていると思うので、それだけで1000万円になる。
保管と言っても、液体窒素を時々補充するだけなので、それ以上高かったら暴利だ。
保存中の僕らのBlastocystは、染色体異常が見付からなかった大切な女子の胚。
子宮に戻したからといって、必ずしも妊娠に至る訳では無いが、50%位は産まれてくる可能性がある。
なので、廃棄する気はない。

